JIDAデザインミュージアムセレクションVol.21にPLAY DESIGN LABの遊具「MEBIUS」が選定された。JIDAデザインミュージアムセレクションは、JIDA(日本インダストリアルデザイン協会)によって、「美しく豊かな生活を目指して」をテーマに、インダストリアルデザインが社会に寄与する質の高い製品を毎年選定し表彰している。21回目となる今回は、一般並びにJIDA会員より163点の推薦の中からゴールドセレクション賞5点とセレクション賞49点が選ばれ、PLAY DESIGN LABはセレクション賞を受賞した。
AXISギャラリーの受賞作品展へ
2020年1月9日(木)~1月14日(火)には、東京六本木のAXISビルにて 「JIDAデザインミュージアムセレクション Vol.21東京展」が開催された。通常はAXISビルの4階にある「AXISギャラリー」にて展示が行われるのだが、遊具は現物が大きいということもあり、特別に中庭で展示されることになった。
インテリアやライフスタイルの洗練されたショップが多く入居することで知られるAXISビル。現代的な空間に置かれたMEBIUSは、幼稚園や保育園の園庭とはまた違う、不思議な存在感を放っていた。
建物を利用するときには必ず通る中庭で、通りがかる人々が、思わず「なんだろう」と足を止める。MEBIUSの塗装には少し工夫がなされていて、キラッと光るラメ素材が練りこまれている。雨上がりの中庭に落ちる光が艶めいた輝きを見せる。
ビルの中庭に展示された遊具「MEBIUS」
吹抜けの上から見下ろすと、ユニークな形がよくわかる。
授賞式会場へ
授賞式の会場には、150名ほどの関係者やデザイナーが集まった。会場を見回すと、自動車や、バイク、船、家電、インテリア、日用品、建築設備、医療機器といったプロダクトの逸品が並ぶ中、改めて遊具の受賞のユニークさを感じる。選定委員からはこんなコメントをいただいた。
選定委員からのコメント:
「子どもの遊び」という重要なテーマに焦点を当て、最良の環境を創るためにデザインという切り口をいかしたこのプロジェクトは高い評価に値する。そのアウトプットとしての遊具は、どれも既存のイメージを一新するもので、かつ高い機能性が備わっている。ジャンルの垣根を超えたプロフェッショナルにより進められている取り組みは、子どもにまつわる社会問題の解決にも関わることが想定できる。今後のさらなる発展にも期待したい。
選定証授与式の様子
トロフィーと賞状
JIDAデザインセレクションvol.21 について詳しくは > こちら
「MEBIUS」の詳細は > こちら